のzの…火炎式バトルスーツを脱がさないで。あるいは観ないで語る『シェイプ・オブ・ウォーター』
私なら丸腰でも突入
いやいやいや、
どうなんでしょうね。
上の発言は今回の銃乱射事件で警官がハンドガンだけで突入するのにためらったとの事実を踏まえてのトランプ大統領の発言らしいですよ。
自動小銃乱射する犯人に1人立ち向かっていく画でストップしてThe Endマークが出る70年代アメリカンニューシネマ風の映像が頭に浮かびました。
そう言えば映画『インデペンデンス・デイ』は
大統領が戦闘機に乗り込んでたっけ?
ええということで…
みなさーん、映画観てますかぁ?
私は観てません。
ということで、今回の観ないで語る映画時評は
『火炎式バトルスーツを脱がさないで』
です。
ええ、火炎式バトルスーツというのは、縄文時代と思われる発掘現場から見つかった火炎式装飾の施された甲冑のことです。最初は遺体が収められている棺と思われたが、実は縄文時代のバトルスーツだった。それをたまたま遺跡発掘のバイトで参加していた、考古学好き女子で「掘女(くつじょ)」と呼ばれている古代遺子(こだいゆいこ)が、何故か身にまとってしまうことに!?そして突然暴走を始めるバトルスーツ。あらゆる攻撃を一切寄せ付けず、周囲を破壊しながらひたすら穴を掘り始める火炎式バトルスーツをまとった遺子。果たしてバトルスーツは遺子に何をさせようと言うのか?
…はい。誰もね、ツッコんでくれませんからね。
ブログは基本1人で書くものですからね。
自分で軌道修正するタイミングを考えましょうね。
ということで…
今回取り上げるのはアカデミー賞最有力じゃないかと評判のこの映画です。
です。
まあ皆さんもきっとね、
この映画の評判はあちこちで耳や目にしていらっしゃるでしょう。
私もです。
監督のギレルモ・デル・トロさんはですね、
あの『パシフィック・リム』の監督さんですよね。
『パシフィック・リム』はね、
巨大ロボットと怪獣の闘いというね、
夢の様な映像を魅せてくれた人ですよ。
特撮ファンにとってはね、
無くてはならない人です。
まあそういうですね、特撮オタクの星の様な人がですね、
今やアカデミー賞13部門ノミネートというね、
これまた凄いことになっておりますね。
まあでも賞を取れるかどうかはね、蓋を開けてみないことには、
なんとも言えませんからね。
去年もね、確か作品賞の最有力候補と言われた『ラ・ラ・ランド』が逃して、
『ムーンライト』が取ってますからね。
ただね、前回の『ムーンライト』が作品賞を取った理由が政治的理由だったんですよね。
というのは、アカデミー賞は受賞者が白人に偏っているという批判が強かったんですね。マイノリティーに対して狭き門なわけです。
『ムーンライト』というのは黒人でありゲイでもある主人公の物語です。対して『ラ・ラ・ランド』は古き良き白人ミュージカル映画のオマージュ。
つまりアカデミー賞はそういった批判をかわす為に、マイノリティーに対しても寛容であることを示さなければならなくなり、その為に作品賞が『ラ・ラ・ランド』から『ムーンライト』に差し替えられたのではないか?と言われています。
政治的理由
今回のね『シェイプ・オブ・ウォーター』もですね、
実は登場人物にマイノリティーが多いんですよね。
主人公は幼い頃のトラウマで口が効けなくなった女性で、
周りにもゲイや黒人女性の友人がいたりします。
また主人公と恋に落ちるという相手もね、
半魚人なわけですから、
まあある意味究極のマイノリティーですよね。
そういう政治的理由がね、
きっと今回も大きく影響するでしょう。
まあそうなると、
ギレルモ・デル・トロ監督の有利のまま展開するのではないかと巷では言われております。
映画評論家の町山智浩さんが言ってたのですが、アカデミー賞に投票する人達っていうのは映画業界で働く人達なんだそうですね。だから受賞の行方は彼らの志向に左右されるわけです。
これまでは白人男性がその多くを占めていたので、白人ばっかりが優遇されるのではと批判されています。
そういった批判をかわす為に2020年までにマイノリティーの会員を倍に増やすとまで言われています。
アカデミー会員 マイノリティー 2020 - Google 検索
そんな中で行われる授賞式ですから、当然マイノリティー問題を扱う映画に対しても、そういうバイアス掛かって来るのではないかと思われます。
まあ結果は開けてみないとわかりませんけどね。
まあでも私は別にアカデミー賞取るか取らないかは関係無くですね、
この映画はとっても観たいですね。
観たいったらありません。
っていうか観ろよ俺!
あきらめるな俺!
…………
ま、でも観ないんですけどね。
町山智浩さんの「男の裸情報」
話が逸れますが、ゲイと言えば前述した映画評論家の町山智浩さんのラジオのトークに関して、突然ハッと気が付いたことがあったんですよ。
町山さんがTBSラジオ「たまむすび」の映画紹介のコーナーで話をするとき、紹介する映画の中で男優が裸になると、必ず「男の裸が出てきますよ」って嬉々として話すんですよね。まぁ毎回やるネタみたいなもんなんですが、最初ね、なんでこんなネタを毎回嬉々として入れるんだろうって、ずーーっと疑問だったんですよ。
そしたらある日ハッと気が付いたんですね。
あれはネタじゃなくてリスペクトなんじゃないかって。
誰をリスペクトしてるのかって?
そりゃ決まってるじゃないですか。
男の裸で喜ぶと言えば
淀川長治さん
ですよ。
つまり町山智浩さんは
自分がゲイだと思われてしまうかも知れないことを覚悟の上で
毎回淀長リスペクトしてたんじゃないのかって。
なんだかそこに気がついたら涙が出てきました。
半魚人
ええ、話を元に戻します。
やっぱね、この映画に対する私の思いなんですけど、
なんつったって半魚人なんですよ。
半魚人っていうとですね、やっぱ私ら世代だとね、ラゴンを思い出すんですよね。
ラゴンはですね、ウルトラQでも出てきましたし、ウルトラマンでも登場している大変人気の高い怪獣です。
しかし圧倒的にですね、ウルトラQのラゴンの方が怖いですね。
白黒だっていうのもありますけど、人間と等身大だっていうのもありますよね。とにかくね、夜道で会いたくない奴ナンバーワンです。たぶん私会ったらチビります。
だけどウルトラQに出て来るラゴンはね、そんなに悪いヤツでも無いんですね。リンク先の映像を観ればおわかりいただけると思うんですが、子供を取り返しに来ただけなんですね。母親なんですよ。なかなか泣かせる話になっております。
ただし、ギレルモ・デル・トロ監督的にはもしかしたらこっちの半魚人かもしれませんね。有名だしね。
www.youtube.com『大アマゾンの半魚人』が好きっていう人は、私よりもちょっと上の世代なると思うんですよね。
冒頭のショッキングなシーン
あとこの映画でね、かなり話題になっているのが、冒頭のとあるシーンですよね。もちろん私は観たわけじゃありませんから何とも言えませんが、まぁ恐らく誰もがショックを受けるんじゃないかと言われとりますね。たぶん成人指定にはなるでしょうね。あえてここでは書きませんが、映画紹介などで見聞きした限りでは、まぁ子供には見せられないだろうなと思います。観に行かれる方はその辺覚悟していく方が良いかも知れませんね。
ええ、ということでですね。
皆さんはこの映画が気になったなら
ぜひ観てくださいよ。
私は観たいのを我慢して我慢して我慢して
観ませんから。
それではまた乳首。