のzの…今日の桃園の誓い

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前回までのあらすじ…

ヘボット重工の若きCEO橋爪は歯科医療用ロボットの『デンターX』を試作し

テレビ取材を受け実演して見せようとした。しかし自動アップデートに対応していなかった為に見るも無残な結果を見せてしまい、テレビ局は放映を中止した。ヘボット重工の明日は閉ざされたかに見えた。しかし、意を決した橋爪はリベンジを誓い、もう一度取材をテレビ局に懇願しその願いは叶った。

 

テレビレポーター(田中千絵)「橋爪さん。今回は大丈夫なんですか?」

橋爪「大丈夫です。前回の失敗を考慮して自動アップデートになっても、現行ジョブを優先するようにしましたから」

田中「それはいいんですが、デンターXの姿形が前回と違う様に感じるののは気のせいですか?」

橋爪「それは…同じものを2度描くのめんどくせー…前回の反省を踏まえて改造するときに外見もいじって変えたからです。これは正式にはデンターX Mk.IIと呼んでください」

田中「(デンターXの方を見て)では、今回は信用してよろしいんですね?」

デンターX「大丈夫。私、失敗」

田中「…」

デンターX「…したくないので」

田中「よけい不安だから!」

橋爪「私も失敗…できないので…企業のトップとして崖っぷちなんです」

田中「私も失敗…したら後が無いので…実は今度失敗したらこのコーナー打ち切りだってプロデューサーから言われて…」

3人は顔を見合わせて一度息を飲み込む。

3人「我ら三人、生まれし日、時は違えども、同年、同月、同日に死せん事を願わん!!

ついに3人は立ち上がった。

デンターX「だいたい私には死という概念が無いので一緒に死ぬことを願うなんてことは無いし、そもそも機械である私には人格なんて与えられて無いわけで、ただ単に他者が私の姿形を通して人格があるかのごとく投影しているだけだから、3人の意志を統一しようにも私の意志とはいったいどこから来るのかそこから考えなければならないわけで…」

田中「これ以上話をややこしくしたら絶対この話投げ出すと思うから、そういう哲学的な考証とか入れない方がいいと思うわよ。それより…」

橋爪の方を見る。

田中「本当に失敗する様なことはないですよね?」

橋爪「クククク…大丈夫。実はわらわには秘策があるのじゃ」

田中「キャラ変わってますよ」

 

橋爪の「秘策」とは何なのか。そして3人は生き残ることができるのか!?

もっと気になるのはのzのはちゃんとこの話にオチが付けられるのか!?

明日は仕事な上にがん検診で胃カメラまで飲むんだぞ! 大丈夫かのzの? 今日の夜8時以降は水以外口にしちゃいけないんだぞ!

乞うご期待!

 つづく…

と思います。

 

 

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