のzの…他人の妄想を盗み実体化する能力を駆使して広告収入を得ようとする2人…あるいは観ないで語る『15時17分、パリ行き』
しかしまあ、なんというか。YouTubeの広告収入で稼ぎたいが為に胸を触らせる時代が来ましたか。まあ私も乳首の絵で広告収入を稼ぎたいと思っていますから、あんまり人のことは言えませんけどね。
さて、
皆さーん、映画観てますかぁー?
私は観てません。
さて今回観ないで語る映画時評で取り上げる映画は
『15時17分、パリ行き』
です。
ええ、この映画はですね。
監督があのクリント・イーストウッドですね。
クリント・イーストウッドというと、まぁ私ら世代だと、物心付いた時は『ダーティーハリー』シリーズが有名でしたね。
しかもですね、私の頭の中ではどうしても声優山田 康雄さんの声で完全にインプットされちゃってまして、それ以外では考えられなくなってますね。
やっぱりね、あのキャラクターは強烈ですね。
44マグナム持っててね。バンバン撃ちまくるんですよね。
しかも保守的でね。
黒人だろうがヒスパニックだろうが、とにかく全移民が嫌いなんですよね。
まあ今だったら差別的だって言って批判されるかも知れませんが、
満遍なく全移民が嫌いだからある意味公平でいいですよね。
あと
『ダーティーハリー』辺りからですかね、
凶悪な殺人犯なのに、
捕まっても証拠不十分だったり、
精神病で責任能力が無いと釈放されちゃうなんてことがあるんだって知ったのは。
確かに違法な捜査や逮捕は良くないですが、明らかな殺人犯を野放しにするのはどうかと思いますよホントに。
一番最初のダーティハリーでは、そんな世の中や警察組織が嫌になって、ハリー・キャラハンは犯人を射殺したあと、警察バッジを投げ捨てるんですよね。
まあそんな保守的キャラを反映してか、
クリント・イーストウッド自身の政治的スタンスも保守派でしたよね。
アメリカの俳優というのは自らの政治信条をはっきりと明言することで知られていますよね。よく知られているのはシュワルツェネッガーやイーストウッドは共和党支持とかね。
ただ、同じ共和党支持者間でもトランプを支持するかどうかでは分かれていますよね。
上記したシュワルツェネッガーはトランプと仲悪いですよね。
ところがイーストウッドはトランプ支持を公言しています。
理由は世の中があまりにも「ポリティカル・コレクトネス(全てにおいて差別的で無い姿勢)」にとらわれ過ぎているという批判ですね。
前々回の私のブログで、トランプが「俺なら丸腰でも突入する」と言ったことについてちょっと言及したのですが、
自動小銃乱射している犯人に対してハンドガンだけで突入するのって、いかにもダーティーハリーっぽくないですかね?
ダーティーハリーシリーズっていうのは世の中が次第にポリティカル・コレクトネス的なことに敏感になっていくことに対して、常に舌打ちをして反感を示しますよね。
有名なのは相棒に若い女性刑事が赴任する『ダーティーハリー3』ですかね。
もちろん主役のハリーは
「女が相棒?…冗談じゃねぇや」
と言って嫌な顔をします。
ポリティカル・コレクトネスを批判するイーストウッドとダーティーハリーって完全に被っててわかり易いですね。
だけどね、確かに最初ハリーは女性刑事の相棒に対して否定的なんですが、後半では心を通じ合わせるんですよ。ここがね、イーストウッドの愛すべきチャーミングなところですよね。
一見強面のゴリゴリの保守なんですが、でもその実、リベラル的な物を必ずしも受け容れないわけではないんですね。
つまりですね、彼は自分が芯から納得もしていないものを簡単に受け容れてしまう姿勢に対して批判的なんだと思うんですよ。
だってね、移民がどんどん入って来て自分達の周りに住み始めたりすることに対してね、誰だって最初は不安じゃないですか?だけどね、その不安な気持ちを無理矢理抑えつけられてね、「それは差別的で良くない考えだから止めなさい」と言われて「はいそうですね」と言って従うのって自分に嘘をついていると思うんですよ。
これは政治的に良くないから本当は不安だけど仕方なく認めるっていうね、自分に対して不誠実な態度だと思うんですよ。
これはね、物事の本質というか、要するに人種対立の本質を置き去りにしてね、とりあえず蓋をしてしまえってことなんですよね。表面的な美しさを保つ為に。
これは却って人種対立を深刻化させてしまう種を残してしまうことにもなると思うんですね。
誰だってね、どんな国の人とでも仲良くなりたいと思うんですよ。でもね、仲良くなりたいその国の人達とは歴史も文化も習慣も違うわけでね、近所で暮らしたら当然色々な問題が起こると思うんですよね。当然お互いに不満を抱えるわけですよ。
その不安をずーっと抱えたまま蓋をして暮らしていくのって、本当に良いことなんだろうかってね、私も思うんですよね。
だけどね、政治家とかね、人権派と呼ばれる人達はね、カッコつける為にね、簡単に受け容れろって言うんですよね。
クリント・イーストウッドのトランプ支持っていうのはたぶんそういうことへの批判的気持ちの表れだと思うんですよね。
それにね、イーストウッドは本当に移民を受け容れないわけではないんですよ。
なんでそんなことを言い切れるのかと言うとね、『グラン・トリノ』っていう映画を観たからです。
この映画でイーストウッドはね、デトロイトに住む退役した軍人の役を演じるんですよ。もちろんゴリゴリの保守ですよ。デトロイトの産業を奪ってダメにしたアジア系移民達を最初は嫌悪してます。
だけどそんなアジア系移民達とね交流を重ねることで、次第に心を開いていき、最後は移民達の為に命を賭して戦うんですよね。結末は言いませんけど。
だからね、私はポリティカル・コレクトネスには胡散臭さがつきまとうってことが言いたいんですね。
ポリティカル・コレクトネスを訴える連中っていうのはさ、
だいたいがハリウッドの大物女優だったりしてね、
金持ちなわけじゃないですか。
自分達は奇麗なハリウッドの豪邸に住んでてね、移民達と暮らすことがどういうことなのかわかるのかと。知っているのかと。やっぱり疑問だよね。
「本当に心からそう思ってる?」
って言うね。
「レイシストって言われると地位を失うから無理してんじゃない?」
って言うね、
リベラル派に対する不満っていうのはね、
その良識ぶった上から目線なんですよね。
庶民はそこに苛立ちを感じるんですよ。
だからそこをトランプ陣営に足元すくわれたんじゃないですかね。
ええ、すっかり映画と関係無い話が長くなってしまいましたが、
まあいつものことなのでいいか。
今回のこの映画は実話ベースらしいですね。
元軍人の3人が、列車テロに偶然居合わせて、
力を合わせて、
銃を持ったテロリストに丸腰で立ち向かった話らしいですね。
ある意味これまたこの前のトランプ発言と被る様な内容ですね。
しかもこの映画、
プロの役者を使わずに
実際に闘った元軍人達本人に演じて貰ったというから
こらまた驚きですよね。
なんというかリアリティーの追求が半端ないですね。
これは観たいぞ~。
観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい観たい
あ~何か私の頭の中で
私に映画を観させたい誰かのパワーが広がっていく~
あ~気持ち良い~
もう、何もかもどうでもいい
身体の力が抜けて、
だんだん私の身体が溶けていくぅ~
映画の神と一体になって行く~
私は映画が観たくなる~
観ないで語るなんてどうでもいい~
だいたい世の中の摂理に反している~
そんなこといつまでも続けられるわけがない~
それならば流れに任せて観てしまえばいいんだ~
このままこの気持ち良い何かに抱かれて~
映画館へ行ってしまえば良いのだ~。
そーら近場の映画館の上映時間を調べるのだ~
………ダメだ!
…起きろ!
目を覚ませこのハゲ!!
貴様は最初の観ないで語る映画評論家になるんじゃないのか!?
映画の神なんかに負けるな!
観るなーーーーー!
……は!?
良かった。
まだ観てない。
うちにいる。
…ということで、
私の1人芝居は放っておいて
皆さんは観に行ってくださいよ~。
私は映画の神の誘惑に勝ったので
観ません!
ところで今日のイラストというか4コマ漫画。
意図せず山田康夫で繋がってた。
きっと山田康夫さんが私にこれを描かせて語らせたのであろう。
合掌…
からのー
また乳首。