のzの...今日の守護天使様

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新興宗教千眼教の教祖

ラファエル千眼。

散瞳薬を信者に点眼し、その薬効により

自分の姿をまぶしく演出し

神々しいと勘違いさせて

信者数や寄付金を増やして来た疑いで

逮捕された。

元々ラファエルは眼科を開業していて

その患者に日曜礼拝を勧めることで信者を集めていた。

今回発覚したのは、礼拝に集まった信者が目に異常を感じ、別の眼科にかかったおかげである。

ただ、点眼薬を処方することが傷害罪に当たらない可能性もあり、今後の裁判の行方が注目される。

「千眼様は悪くねえだよ。わしらにいつも美しいモノを見せてくれただよ。きっと天国に違いねえだよ。毎週日曜日を楽しみにしてただよ。あれが見られなくなったらわしら生きていけねぇ」

とある年配の信者Aさんが語る。

「今の世の中嫌なことばかりで、目が良く見えたって楽しいことなんかねぇだ。嘘でもキレイなモンを見せてくれる千眼様はわしらの観音様じゃ」

と、また別の信者も語ってくれた。

どの様な判決が出るのかまだわからないが、信者達からの信頼はまだ厚いようである。