のzの…今日のブエルタ

ええ、今日はちょっと時間が無くてですね、絵はお休みです。

さて、いよいよ今年最後のグランツールであるブエルタ（・ア・エスパーニャ）が始まりました。

www.jsports.co.jp

Jスポーツのオンデマンドで契約すれば月1800円で観ることができます。それなりのお値段がしますので、本当にロードレースに興味がある方だけどうぞ。

ええ、今回私の贔屓の（ナイロ・）キンタナが出てません。去年ブエルタを制したのはキンタナなのにねぇー。今年はジロ（・デ・イタリア）、ツール（・ド・フランス）と連続して出場して疲れたんでしょうね。ツールでは残念な結果に終わってしまいましたしね。

注目選手

キンタナの所属しているチーム・モヴィスターからは、チームのもう一人の要である（アレハンドロ・）バルベルデも出ていない。チーム・モヴィスターの看板2人が欠場とはどういうことよ。そもそもモヴィスターはブエルタの開催国であるスペインのチームなのにやる気が感じられないぞ。

逆にツールを制したチーム・スカイの（クリス・）フルームは今回ブエルタには参戦しています。まあ今回一番の総合優勝候補はこの人でしょうね、間違いなく。だってライバルのキンタナ、バルベルデもいないんじゃあこの人しかいないでしょう。

次はチーム・アスタナの（ファビオ・）アルでしょうねぇ。2015年にブエルタ総合優勝の実績があります。最近はベテランの（ヴィンセンツォ・）ニバリを抜いてイタリアでは一番人気のロードレーサーになりつつありますね。勝ちへの拘りはかなり強い選手なのできっと頑張ってくれるでしょう。

あとはベテラン勢ですね。チーム・バーレン・メリダのニバリとチーム・トレックの（アルベルト・）コンタドールっすね。ただこの2人は何度もグランツールで優勝経験があるので、モチベーションとしてはそんなに優勝への拘りが強くはないでしょうね。だからまあ優勝候補というわけではないですけど、それでも注目すべき選手であることには変わりはないですね。きっと頑張ってレースを面白くしてくれるでしょう。

ブエルタの見所

今回のブエルタは山ばっかのステージなので山岳に強いことが優勝の絶対条件ですね。しかしかといってスプリント力がどうでも良いわけじゃない。

というのも山岳ステージっていうのは山岳に強いからといって必ず勝てるわけじゃないんですね。その日の体調に物凄く大きく左右されます。コースが過酷で体調が悪ければ最悪リタイアだってあるわけです。そうなってしまえば大きく脱落する。

さらに言うと総合1位の選手（リーダージャージ）っていうのは常にライバルにマークされているわけです。つまりリーダージャージの周りは常にライバルだらけです。どんなに頑張ってその中から抜き出ても、上り坂でライバル達を突き離すのは容易なことではない。つまりなかなかライバル達を突き離すことはできない。

またリーダージャージを追いかける側にとっても、なかなかリーダージャージや他のライバル達を突き離せないという意味では同じです。ではどうやって突き離すのか。

そこで重要になってくるのがタイム・トライアルのステージです。

タイム・トライアル・ステージっていうのは普通のロードレースのステージと違って、ある決まったコースを1人1人時間差でスタートして走ります。普段のレースの様にゴール間際での抜きつ抜かれつのデッドヒートは観られません。ゴールした時のタイムでその日のステージ優勝が決まります。そしてここでのタイム差は当然総合順位に反映されます。ここで良いタイムが取れればライバル達を突き離せるわけです。

全21戦中タイムトライアルは２つしか用意されていません。しかしある意味、ロードレース本来の持ち味とは違うステージが、総合優勝の鍵を握るわけです。

ここ近年のグランツールではタイムトライアルと山岳に強い選手が総合優勝しています。山岳に強いだけでは良いところまで行けても最後に笑うことはできないのです。厳しいですね。まあその両方に強い選手っていうのがフルームなんですけどね。

果たしてフルームはツールに続いてブエルタも獲れるか。そこがまあ見所ですかね。